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大日本帝国海軍の歴史

この記事は、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表された大日本帝国海軍の歴史 - Wikipediaを素材として二次利用しています。

 

 
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この大日本帝国海軍の歴史(だいにほんていこくかいぐんのれきし)は、日本の海軍史における大日本帝国海軍の歴史に焦点をあてたものである。

 

創立まで

日本の近代的海軍は幕末に始まった。1853年、ペリーが`来航し開国を求めると、江戸幕府は海防の強化に乗り出した。その一環として、オランダに蒸気軍艦を発注すると共に、1855年には長崎海軍伝習所を設立し、海軍士官養成を開始した。海軍伝習所は幕府伝習生以外に諸藩の伝習生の受け入れも行ったため、幕府海軍だけでなく有力諸藩も海軍を整備した。幕府は64隻、諸藩合計で127隻の洋式艦船を取得していたとの最近の研究がある[1]。幕府が設立した長崎製鉄所三菱重工業長崎造船所へ、横須賀造船所横須賀海軍工廠へと発展し、その後の海軍の発展に大きく寄与していく。

 

幕府・各藩ともに所有したのは輸送船が中心で陸兵の輸送を主任務としていたが、幕府海軍は富士山丸開陽丸といった本格的な軍艦も所有していた。戊辰戦争では、阿波沖海戦寺泊沖海戦宮古湾海戦箱館湾海戦が発生している。

なお、幕末の日本の軍事力の強化を見た李鴻章は、1864年の段階で「清が『自強』に成功しなければ、日本は西洋にならって中国侵略に参加することになるだろう」と、日本が将来清の脅威となる可能性に言及していたが[2]、これは1895年の日清戦争で現実のものとなった。

創立期

注:明治5年(1872年)までの日付は西暦換算して記載してある。

明治新政府が発足初期には、何度も官制の変更が行われたため、海軍もその影響を受けている。1868年1月3日三職が置かれたが、2月10日に三職・七科のひとつして海陸軍事務科が設立された。6月11日に七科は七官となり、海陸軍事務科は軍務官と名称変更、その下に海軍局が置かれた。1869年8月15日には、二官六省の制が制定され、兵部省が置かれる。そこに海軍掛が置かれ、1871年、海軍掛は海軍部と改称される。設立当時の海軍の兵力は、幕府から4隻を中心に、各藩が購入したものを含めて、軍艦8隻、輸送船8隻という微々たるものであった。1870年5月30日、兵部大輔であった前原一誠が「大に海軍を創立すべきの議」を提出し海軍の拡張を訴えたが、新政府の財政事情では実現不可能なものであった[3]

 

1872年4月4日兵部省を廃し、5日海軍省が置かれる。この時点で、軍艦14隻・輸送船3隻、総排水量13,832トンであった。うち、甲鉄艦は東艦(幕府が購入し明治政府が受領)と龍驤熊本藩が購入し明治政府に献上)の2隻のみであった。海軍省は翌年に軍備増強計画を提出したが、陸軍の整備が優先されたため、これも実現しなかった[4]

 

1870年10月26日太政官は海軍の兵式をイギリス式とすることを決定していたが、1872年7月にはイギリスからアーチボルド・ルシアス・ダグラスを団長とするダグラス教官団が来日し、本格的な教育が開始されている。

1871年4月6日、海軍は志願兵制を採用したが、1872年12月28日徴兵令に制定された。1873年1月9日明治天皇兵学寮に赴き艦船整列を閲し、海軍始めと定められる。

帝国海軍初の実戦は、1874年2月に勃発した佐賀の乱で、陸兵の輸送だけではなく海兵隊佐賀城占拠に参加している。同年5月には台湾出兵が行われるが、艦艇7隻が参加した。1875年の9月の江華島事件は海軍が主に参戦した事件だった[5]台湾出兵江華島事件に際して清は積極的な対応を行わなかったが、2隻の装甲艦を保有する帝国海軍が清国海軍の戦力を上回っていると清が判断したためで、清が海軍力増強を開始するきっかけとなった[6]。1877年の西南戦争では薩摩軍背後への上陸作戦、鹿児島への上陸占領や艦砲射撃を実施した。

脚注

  1. ^ 朴 栄濬著『海軍の誕生と近代日本』SGRAレポート第19号
  2. ^ 戸高『海戦からみた日清戦争』790/2559
  3. ^ 戸高『海戦からみた日清戦争』557/2559
  4. ^ 戸高『海戦からみた日清戦争』565/2559
  5. ^ 海軍歴史編集委員, 1995. p.不明
  6. ^ 戸高『海戦からみた日清戦争』653/2559

参考文献

 

大日本帝国海軍の歴史」の書誌情報